2014-12-17

昨日は京都高島屋へ行った。家内が買い物をしている間、ソファに座って、kindle で Lecoq を読む。分からないことが多い。この話は19世紀の半ば頃に書かれた小説であり、当時の政治状況を知っていることが前提となる。ジャコバン、白色テロ、ナポレオン2世、王政復興、ルイ18世、ウオータールーの戦い、等々、昔受験で覚えた世界史の知識を総動員しても手に負えない。この小説の舞台背景は知らないことが多すぎる。

Lacheneur がなぜ反乱を企んだのか。Marie-Anne は何故止めなかったのか。反乱を企てる必然性があったようだが、その必然性は何か。第2部も3分の1ほど読んだが、話の流れを掴むのにかなり苦戦している。21世紀の日本人には、かなりハードルが高い小説のようだ。

成句を一つ確認する。pour ainsi dire 「いわば」という意味である。何回も辞書で引いたことのある成句だが、急に分からなくなってしまった。