2014-12-15

昨日は映画『ホビット 決戦のゆくえ』を見た。やたらとアクションが多くて、めまいがしそうであった。雰囲気はホビットのかもし出す異次元的な世界を上手に示していると思うが、戦いの場面がたくさんあり、万事休すと思われる寸前に助かるという場面が多すぎる。

30年ほど前にこの物語を原文で読んだことがあった。もう少し穏やかな流れで、主人公たちが知恵を使って困難を乗り越えて、最後は見事に竜を退治して、めでたしめでたしハッピーエンディングの内容であった。特に森の中を進んでいくという場面が好きだった。外が見えないほどの暗い森を進むという情景を想像して、そんな深い森に憧れた。(このブログのタイトルが「異文化の森へ」となっているのは、この話の影響もある。)

The Hobbit は自分のお気に入りの話で、それに続くThe Lord of the Ring も分厚い原書を時間をかけて読み通したが、The Hobbit ほど面白くはなかった。でも、草原をゆっくりと主人公たちが進んでいく場面は想像して楽しかった。

映画と小説は別物と割り切って観るのがいいのだろう。3Dでアクションが立体的に感じられるのはたしかに良かった。ニュージランドでロケをしたそうだが、あんな情景が実際にあるのかと思うと、こんど現地を訪問してみたくなった。