2014-12-28

Monsieur Lecoq (kindle version)、ようやくこの長大な本を一部、二部とも読み終える。Blanche が Marie-Anneを毒殺して、それが種に脅かさせていた、という点がメインテーマのようだ。第一部はだいたい話の流れに納得するが、第二部はかなり不自然な流れ、特に動機、なぜ反乱を起こしたのかという点がはっきりしない。これがはっきりすると、第二部もだいぶ好きになれそうだが。

すべての登場人物は Marie-Anne を好きになりあがめ立てるーーありそうもない話だ。それから、彼女の子供はどうなったのか。探偵に捜査させていたが、見つかったのか。もう一回でも最初から読むとスッキリするのか。いや、この話は一回読めばいい。第二部の過去の話は当時のフランスの歴史を知らないと面白さはイマイチと感じるだろう。

物語を二つに分けて、現在の物語は過去の物語とつながっている(原因がある)という構成は、コナンドイルの『緋色の研究』や『恐怖の谷』にも見られる特徴である。違いはドイルでは、歴史の場面を新大陸や植民地という、イギリス以外の異境を設定して、そこに犯罪の始まりを考えたことである。フランスはあまり植民地を持っていなかったので、Gaboriau には、それは無理な設定になったのか。彼はフランスの田舎に歴史の場を想定している。

さて、次はグリム童話集を読みたい。年末までに読み終えることができるかな。