2014-12-11
Mlle Blanche de Courtomieu が登場したが、彼女の名前 (Blanche)から人は純粋・清潔・純白 のイメージを受けるであろう。N’est-ce pas, qu’elle est remarquablement belle, et d’une beauté tout étrange, (no.1455) と言うような形容がされている。また彼女のことを pensionnaire (no.1462)とも述べているので、辞書で調べると、「⦅古風⦆ うぶな[世間知らずの]娘」という意味があることを発見した。
しかし、彼女は、Marie-Anne に対して嫉妬心や対抗意識を持っていてどちらがきれいか自問自答したりしている。どうも100%の天使ではないようだ。
Marie-Anne はとにかく美しい人と形容されている。しかし心労でやつれている。Elle était très-visiblement pâlie et maigrie, mais sa beauté avait une expression étrange et touchante, rayonnement sublime du devoir accompli et de la résignation au sacrifice. (no. 1704) このあたりの描写は『狭き門』での、やつれたアリサがジェロームの前に現れた場面を想起させる。