2014-07-19

グリム童話集の第61話 Das Bürle を読んだ。このところ、朝にグリム童話集から順番にお話を一つか二つを読むという毎日だ。夕方にも読めればいいのだが、どうしてもアルコールを飲んでしまうので、すぐに寝てしまう。ところで、この話 Das Bürle だが、アンデルセン童話集にも似たような話があった。アンデルセンでは、もう少し長くて、おばあさんの死体を売るとお金が入ると聞いて、金持ちが自分のおばあさんを殺して売ろうとするというグロテスクな話も挿入されている。これらは子供向けの童話というよりも、民話と言っていいだろう。グリムやアンデルセンたちもまったくの創作はできないので、どこかから材料を仕入れてきたのだろう。その場合、共通の材料に依存することはあるだろう。