2014-06-25
グリム童話集の読みを再開する。グリム童話集 Kinder- und Hausmärchen はkindleで初版(1812/15年版)と第7版(1857年版)の二つがあり、ともに無料で入手できる。自分の読むのは最終版である第7版である。初版では話によっては、古いドイツ語か方言で記されてあり、読むことが難しいのもある。第7版もかなり古風な使いかたがあるが読むのに困難というほどではない。
ドイツ語のサイトの中には、主要なお話は初版から第7版までのすべての版を掲載しているサイトがある。例えば、私は Hänsel und Grethel (ヘンゼルとグレーテル)の話はすべての版をダウンロードして Evernote に入れて時々眺めている。
研究者達はこれらのサイトに行って調べればいろいろな発見があることだろう。昔の研究者達は図書館でさまざまな版を比較しながら研究していたのだろうが、現在は自宅にいながら膨大な資料にアクセスできる。大変便利な時代になったものだ。

最終版は200編であるが、自分は40編ほど読んだところでストップしていた。それでストップしていた箇所から読みはじめたいと思う。

Die Wichtelmänner (小人靴屋)の話から再開する。面白い。次は Zweites Marchen という短い話である。これは、3日ほど小人の国に行ってきた娘さんが帰ってきたら、実は7年経っていた、という話である(浦島太郎の話に似ている)。この話がWikipeidia の「グリム童話の一覧」の中にはない。kindle版では必ずしも第7版に忠実ではないようだが、このあたりの編集方針は分からない。
何はともあれ、あまり理屈は述べていないで、この童話集を読んで楽しんでいきたい。