2014-06-20

『黄色い部屋の謎』を読んでいる。令嬢をはじめて見た時の事を、若い記者が語っている。大変な美女で人々が振り返り、小声で「教授の令嬢」とささやき合っていた、そのときに令嬢はparfum de la dame en noirという香水をつけていた、と。この香水だが en noir という名称からして、なにやら謎めいてくる。

この小説を読んでいると、ホームズが登場する探偵小説を思い出す。節度が保たれて、読者に過剰サービスはしない。謎を適度に散りばめていて、読者を飽きさせない。

昨日は酒を飲んでしまった。酒を飲むと、もう本は読めなくなって寝てしまう。仕事で疲れて帰宅すると酒が楽しみになる。ミステリーを読むのも楽しみだが、酒の誘惑がそれを上回ることが多い。ところで、この物語をYouTube でも見つけた。下にそれを記す。映像化は難しい作品かもしれないが。
http://youtu.be/_nuTihVmpik