2014-05-19

昨日は家内の買い物に付き合ってイオンに行った。疲れたので、途中でソファーに座ってkinndleへダウンロードしたばかりのUntouched by Human Hands (Robert Shekley)を読んでみた。冒頭の1つのお話(The Monsters)はとても面白かった。人間がある惑星に到着する。その惑星では25日経ったら奥さんを殺すという文化があった。人間がその文化をやめさせようとすると、その惑星の女性達までも人間に対して憤慨をする、という話しであった。異文化を理解するのは難しい。野蛮な行為をやめさせようとした人間達がかえってThe Monstersと見なされるという話しであった。中学生の頃、この話しを空想科学小説全集の中で読んだことを記憶している。その当時は、作者の発想の意外さに驚いたものだった。

次の話も面白そうであったが、Maigret やHauff を読むのが順番であるので、ひとまずおいて、Maigret voyageを読み続けることにした。ここでは、登場人物達は、本当によくお酒を飲む。そ伯爵夫人の話は(p.116)、j’ai vide une bouteille de champagne et je crois bien que j’ai bu deux ou trois fois au verre de whisky de David… などとある。食事の話しもあって、おいしそうに食べ物がテーブルに並べられる。メグレのシリーズは、感動話を無理やり詰め込んだりしないので、気楽に読んでいける。長さも180ページほどで、飽きが来る前にちゃんと話しが終わる。

夕方は家族でお好み屋に行って食事をした。私はメグレを思い出しながら、アルコールを注文したが、whiskyやchampagne は、この店にはないようで、お湯割りで、麦焼酎、芋焼酎、泡盛と3杯ほど注文した。少々飲み過ぎで翌朝まだ二日酔い。メグレはいつも飲んでばかりなのに有能で、本当にアルコールに強い警視だなと感心する。