2014-05-17
Maigret Voyage を相変わらず読んでいる。大佐に関して、qui ?tait ne avec cuiller en argent dans la bouche (p.46) とある。これは英語の be born with a cliver spoon in one’s mouth と同じ使い方である。西洋文化の中ではこの言い方は共有されているのであろう。
Oui の使われ方だが、Maigret fit signe que oui, apres avoir consulte le juge Calas du regard. (p.50)とある。また、I dit oui. (p.65)にある。いままで、ouiの前にque がつく場合とつかない場合があることに気づいたが、その語法の違いはよく分からなかった。ロペール仏和大辞典を調べると、目的語として使われている場合はoui であり、従属節の代わりに使われているときは que oui とのこと。言われてみれば確かにそうである。英語には、yes が肯定の意味の従属節の代替となる事はないのだが