2015-05-26
Dale Carnegie のHow to stop worrying… を相変わらず聴いている。彼の唱える「元気の出る方法」はアメリカ社会だから可能な方法だと思う。つまり、比較的自由であり、金さえあれば階級的に上昇が可能である、社会にだけ可能な方法だと思う。封建時代の日本などで、こんな方法は通用したのか。もちろん、ある程度は少しは可能だったろう。しかし、Dale Carnegie の方法は当時アメリカだけで可能であった、現在では、多くの自由主義の国で可能な方法であろう。
雑知識を仕入れた。ダーウインとリンカーンが同じ年の同じ日に生まれた。つまり、誕生日が同じそうである。覚えても何の役に立ちそうにない知識である。しかし、こんな雑知識を溜め込んでおくことは楽しい。
先般、授業で、学生が次のようなことを発表していた。アメリカは「金」にまつわる諺が多い。それは、金さえ入手すれば一発逆転の社会だったからである、たとえば、ゴールドラッシュなどはそのアメリカ社会の特徴を示しているそうだ。この点は、なるほどと思う。江戸時代の農民が黄金を入手しても、何にもならなかったろう。黄金を売る術もない、黄金を買い取る市場もない、領主に取り上げられるだけである。黄金は自分の生活改善には結びつかない社会である。
Dale Carnegie のこのAudiobookを聴きながら、さまざまなこと、特に日米の文化比較などに思いを巡らす。まあ、若い人はアメリカ社会で挑戦するのもいいかもしれない。