2015-04-21
Hänsel und Gretel を数回聴いた。やはり耳だけではよく分からない部分が多いので、今朝ほど一回読み直した。あらすじをよく頭に入れて聴く。文章を見ると「アントフォルテン」と聞こえたものが、antworten だとわかる。
ところで、この物語は二人の子供たちが森の奥に連れられていった。そして、帰る道も見つからずに、飢えて死ぬ直前に幻影を見た物語と考えられないか。前半は本当の話で、後半は二人の子供たちが美味しいものをたべて、かつ父親に会いたいという望郷の念が産み出した幻影である、と考えられないか。
すると、この童話の最後の部分は、「倒れた二人の顔には安らかな微笑みが浮かんでいた。二人には最期の瞬間には、何か素晴らしいものを見たような穏やかさがあった。」というような文はどうだろうか。まるで、「マッチ売りの少女」の結末のようだが。
幻影としてのヘンゼルとグレーテル
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