2015-07-07

このところ、とても忙しくてなかなか The Puppet Master を読むことができない。一週間以上も読んでいないことになる。時間があれば、これくらいの本ならば、4日ほどで読み切ってしまうのだが、これがなかなか進めない。

(no.2790) the people behind the Curtain had had their minds enslaved and parasites riding them for three generations.

という表現は面白い。ナメクジがparasite となって人の背中に取り付くのだが、その対策の話をしている。世界中にどれくらい広まったか懸念しているが、共産圏では(鉄のカーテンの向こう側では)、3世代にわたって精神は奴隷化している、寄生虫がかれらに取り付いている、と述べている。

共産主義に対する皮肉であろう。(no. 2790) There might not be two kopeks difference between a commissar with a slug and a commissar without a slug.

slug が取り付いていようがいまいが似たようなものだとの言い方。面白い。

ところで、人間の持っているparasite 恐怖は根深いものがある。日本人の中に日本を覆そうとする人がいる、として特定の民族の名を上げる人がいる。それは人間の普遍的な「parasite 恐怖」に由来するのであろう。その少数民族に名指しされた人々はたまらない。ユダヤ人がその典型であろう。

photo credit: Tiger Slug via photopin (license)
photo credit: Tiger Slug via photopin (license)