2015-04-9

27夜は中国のお話である。若い僧侶 (ein junger Priester) の話である。故郷にPe という恋人がいるのか、その子のことを考えている。

28夜は冒頭は Es war Meeresstille, (no. 456) 「海は凪であった」という文章で始まる。海は透明で、そして空には白鳥が飛んでいる。それだけの話である。でも絵にはなる話だ。

29夜はスエーデンのお話だ。Meine Strahlen glitten durch das Gitter in der Mauer in das hohe Gewölbe, wo Könige in großen Steinsärgen schlummern; (no. 466) とある。王様が石の棺に横たわっている。この棺があるKlosterkirche (修道院 or 教会)には見知らむ人が訪れて名前などをたずねる。

30夜は宿屋 (Wirtshaus) のお話である。宿屋で起こったことを語っている。

アンデルセンが語る情景は美しい、しかしストーリーはない。まるで絵本を見るようである。その絵を見ながら、読者はストーリーを作り上げていくのだ。