2016-05-01
このところ、このブログは更新していない。一時期は毎日のように更新していたのだが、生活が忙しくなって余裕がなくなってきた。
でも、5月は本当に好きな季節だ。ようやく春になったという気になる。3月はまだ寒い。4月も好きだが時々は寒い日がある。でも、5月は完全に春になったのだ。もう完全に冬の寒さからは解放されたのだという気持ちになる。
自分が20歳の頃、ハイネの詩に作曲したシューマンの『詩人の恋』(Dichterliebe)の第一曲『美しき五月の朝に』Im wunderschönen Monat Mai を聴いてもとても感動したことがあった。フィッシャーディスカウやハンスホッターといった有名な歌手ではない、無名の歌手の歌であったが、心にしみた。歌詞は以下の通りである。
Im wunderschönen Monat Mai,
als alle Knospen sprangen,
da ist in meinem Herzen
die Liebe aufgegangen.
Im wunderschönen Monat Mai,
als alle Vögel sangen,
da hab’ ich ihr gestanden
mein Sehnen und Verlangen.
最近は脚韻が気になる。この詩を日本語に訳しても何とか脚韻を同じように踏めないか気になる。翻訳したらそれは難しいのだが、それにチャレンジする訳詩を見ると、応援したくなる。
YouTubeで見つけた動画を貼っておく。(もしかしたらこれは著作権の問題で削除を求められるかもしれない。自分はまだどの動画を貼っていいのかどうかがわからない。)
あるドイツ語のできる友人がschönを上手に発音すると本当に「美しさ」が伝わるとと教えてもらった。それには、日本人には難しいウムラウトのöを完璧に発音することだそうだ。それで、この動画のwunderschönen の部分の発音に気をつけたい。こんな風に自分も発音できればと願う。