2014-11-29

今日は東京まで日帰りで出張した。新幹線の中で、Monsieur Lecoq を読んでいた。往復で5時間ほど、かなり読み進むことができた。

判事と Lecoq は容疑者の尋問をする。尋問の時は容疑者の顔が日陰に来ないように、顔に日が当たるようにしている(no.1868)。それで質問に際して顔の表情のちょっとした変化も捉えようとしている。しかし、普通は、そこまで考えるか?そんなことまで考えて質問者と容疑者のすわる場所を決定するのか。

容疑者に対して、Quels sont vos prénoms?と判事が質問する。どうしてprénoms と複数形で質問するのか?prénom とはmiddle nameをも含むのか?とにかく、容疑者は Je n’en ai pas. (no.1917)と答える。そしていろいろとやり合ったあと、同じページだが、Vrai, je n’ai pas de prénoms. S’il s’agissait de surnoms, ce serait autre chose, j’en ai eu beaucoup. (no.1917)とある。ここがよく分からないので、念のために surnom を辞書で引くと、「あだ名」とある。英語からの連想でsurname(姓)と思ったら、違う意味である。これならば、意味は通じる。

この Mai という男、かなり興味深い。サーカスで前口上を述べていたとして、ドイツ語や英語で述べさせたらちゃんとできる。とにかく、身元を隠しているのだが、隠せば隠すほど、いったい何者かと関心が高まる。

arrivé à Paris à quatre heures (no.2051) だが、フランス語では、heures と複数形になる。英語では、at four o’clock であって単数形が使われる。フランス語では、heureで英語のhour, o’clockの両方を表すので気をつけなければならない。またheure が時を示す時でも複数形が使われる。よく覚えていく必要がある。なお、ドイツ語は Uhr とStunde と英語式に二つに使い分ける。このあたり面白い。