ウエブ時代では、日本語の書き方が変わっていく。
ウエブの時代は書き方が変わっていく。それは、どこの国の言語も書き方が変わっていく。日本語、英語や他の言語の文体が異なっていく。その新しい時代の文体に慣れなければならない。あるいは、自分でその文体を開発していくことも必要である。
読者にすぐにメッセージを伝えなければならない。
冒頭に長々とした挨拶などをしていてはいけない。すぐさま一番自分の伝えたいメッセージを示す必要がある。まず、読者にこのサイトをちょっと覗いてみようかという気持ちにさせる必要がある。サイトを訪れる読者はたいていはふらりと立ち寄っただけの人である。その人たちに店の奥に進みたいという気持ちにさせなければならない。
読者を引きつける文体の3つの特徴とは何か。
読者に店の奥に進んでもらうためには、店の概要を知ってもらう必要がある。そして、概要を示す文が必要だ。自分の今の文では、「読者を引きつける文体」について述べると宣言してある。そしてそれは3つあるとの情報も提供している。それに対応して箇条書きで示せばいい。
- 役に立ち情報を含んでいるサイトだと分からせること。ウエブ時代の文章の書き方について悩んでいる人がこのサイトを訪れたとすると、すぐに自分に役立つ情報が含まれていることをわかってもらう必要がある。
- 情報が構造的に提供されていることを示すこと。パラグラフは数行にとどめる。そして、各パラグラフの間は少なくとも1行は開けること。それによって、読者は情報がモジュール化されていることを知って、自分に有益な情報を探しやすいと感じることができる。
- 小見出しを作ること。プラグラフの先頭に内容を示す一文を太字にして示すことで、忙しい読者でも、各パラグラフに何が書いてあるか分かる。小見出しは動詞をいれた一つの文にすると良い。
細かい工夫がさらに必要である。
読者を引きつけるためにはさらに細かい工夫が必要である。それらをさらに箇条書きにする。
- 「である体」で書くこと。「ですます体」は響きは柔らかいが、忙しい現代人には向かない文体である。簡潔でテンポがいいとの印象をあたえるのは「である体」である。
- 漢字は多すぎないこと。外来語も多すぎないこと。基本は音読みの語は漢字で、訓読みの語はひらがなで書くことだ。
- 曖昧な表現を排除すること。「〜と思われる」「〜の可能性がある」「〜と私は考える」などの表現は不要である。どんな内容でも、執筆者が考えたことであり、その語っていることが100%正しいとは誰も思っていない。
- 回り道をしない。結論があるならば、それに向かってまっすぐに進むことが必要だ。
読者を引きつける文を実際に書くための準備は何か
書き始めるときは、自分の頭の中にある幾つかのモヤモヤをパソコンで打ち込むことだ。それを構造化していくことだ。内容で区切り、どれを先頭に持っていくべきか試行錯誤する。どうすれば論理の流れがスムーズになるか、自分で何度も確かめることである。
ウエブ時代の文章は結論優先型・体系化された文章である。
最後は結論を述べる。冒頭で示した結論を最後に再確認する文章である。そこでは、結論をサポートする文章が構造的に・体系的に並んでいて、読者にとって結論に至るプロセスが自然と納得できる文章になっている。
ウエブ時代の文章はどうあるべきか、普段考えていたことを書いてみた。いろいろな人のブログを読んでみて、解りやすい文章とは構造化がくっきりと見える文章だということが分かった。自分もそれらを真似していきたい。このサイトは日記風にだらだらと書いていけばいいかとも思うが、サイトにした限りは読書を意識して、訪問してくれた読者には何か情報を提供したいと考えている。