DVDで 映画 Transformers を見た。アメリカの高校生の男の子向けの映画だ。結構ハラハラして見たのだが、評価すると点数は60点ぐらいだ。でも、高校生たちならば、もっと高い評価なのだろうと思う。

内容は、荒唐無稽であるが、それはともかくフィクションであるから仕方がないであろう。昔、宇宙にロボットが生活するある星があって、そこではロボットたちは平和に暮らしていた。しかし、反乱が起こり、その戦いは全宇宙に広がる。ある一派(悪玉)と対抗する一派(善玉)がこの地球上でも戦いを始める。主人公の高校生の男の子は、ある一派(善玉)に助けてもらいながら、人類の絶滅を阻止する、という内容だ。

映画だが、とにかく迫力がある。やたらと車や飛行機が壊れたり、ビルが倒壊したり、と制作費がかかったことと推察する。また、スタントマンたちも怪我はなかったのか、と心配になる。もっとも、本当に危険な部分はCGで編集したのだろうが、基本部分は人間が実際に動かなければならない。怪我がなかったことと信じたい。

興味を引いた点をいくつか述べる。

(1)アメリカでは、高校生も車を運転できる。そして、ガールフレンドをドライブに誘うのは日常のことのようだ。男女交際は高校生ぐらいから始めている。男女交際のルールを覚えること、将来の伴侶を見抜く訓練、異性を見る力を育てているようだ。、

(2)アメリカは広い。イラク派遣の軍の訓練も、広い砂漠の中で、イラクの民家と同じような町並みが作られていて、そこで米兵は訓練を受けるのだ。家の中に突入するときは、壁から身体を20センチ以上離すこと。その理由は、部屋の中で発砲すると、弾丸は壁にぶつかり反発するので、部屋の中を移動するときは、20センチぐらいは壁から身体を避けていないといけないそうだ。

(3)日本の技術力に関する評価が高い。主人公はロボットを見て、これは Japanese が作った物に違いないとか、精巧なロボットを見て、さすが Samurai の国の製品だと感嘆していた。高い技術=日本というイメージが定着している。

(4)車がロボットに変形する(transform)おもちゃが日本にはある。そのオモチャがアメリカに輸出されて、子どもたちの間では、車がロボットに変形するのは何ら奇異とは感じないようだ。私の子どもたちも小さい頃は、そんなオモチャをたくさん買って喜んでいた。

とにかく、ハリウッド映画は騒がしい。アクションの連続で見ていて疲れ果てる。自分の趣味としてはもう少し落ち着いた、謎解きがメインになるような映画を見てみたい。