メグレシリーズの Le port des brumes を読んでいる。これはYouTube があるのだ。メグレシリーズはたくさんYouTube にアップされているのでフランス語の勉強にいいだろう。

さて、この本は半分ぐらい読み終わった。昔読んだことがあるのだが、全く内容をわすれている。その意味では、再読しても新鮮に感じられていい。

p.148 に pour cette cuisine proprette de petit rentier という表現がある。rentier は年金者である。多くのサラーリマンが夢みる静かな年金生活である。rentier viager 「終身年金生活者」、mener une vie de rentier 「働かないで暮らす」のように使う。

年金は rente である。これは動詞の rendre 「返す」から生じている。つまり今まで働いて貯めたお金を国家が「返す」と考えることができる。

pension も「年金」の意味がある。これは英語と同じだ。また、retraite にも「年金」の意味がある。正式には、pension de retraite であるが、省略してこのように用いられる。

英語では、pensionである。英米では月や週単位でもらうそうであるが、年単位でもらうときは、annuity となる。フランス語でも年単位でもらう年金は annuité である。annuité à vie は終身年金である。

なお、年金の支給回数だが、日本では2ヶ月に一回、国によっては、2週間ごと、毎月などいろいろな例があるようだ。