2013-12-29

 この短編を久しぶりに読んでみた。30年ほど昔に、ドイツ語の堪能な人と一緒に読んだことがあった。作家 Böll が小説の巧者であることが分かる。冬の寒さの情景、主人公のためらい、カーテンに写し出されるScheinwerfen (車のヘッドライト)などの部分が懐かしい。ヘッドライトが主人公のこれからの人生を投影している(vorwärtsgeworfen)。キーワードがたくさんある。werfen, Stein, Stummkeit などである。これらがどのようにつながるか調べてみたい。短編だが、共鳴を覚える。なお、タイトルの So Ward Abend und Morgen とは創世記からの言葉とのこと、 このタイトルがどのように作品の内容とつながるかは分からない。Heinrich Böll の他の作品も読んでみたい。