2015-07-23
このところ、あることに忙殺されてまったくThe Puppet Masters を読む時間がなかった。今日は久しぶりに読んだので、感想を書こうと思う。
Sam とMary は結婚することになった。役所に結婚登録に行く。この時代は、ID number ではなくて、serial-number (no.2858)を皆んなが持っているようだ。その番号を述べて、結婚しようとする。すると担当者の人が次のような質問をする。
“Term, renewable, or lifetime? If it’s over ten years, the fee is the same as for lifetime; if it’s under six months, you don’t need this; you get the short form from that vendo machine over there by the wall.”(no. 2838)
結婚は一生涯か更新制にするかとの質問である。この時代はどうも一生涯添い遂げるという考えを持つ人は少なくなってきているようだ。Mary が lifetime と答えると担当者は驚く。
“Lady, are you sure you know what you’re doing? The renewable contract, with the automatic option clause, is just as permanent and you don’t have to go through the courts if you change your mind.” (no. 2838)
いろいろなやりとりがあったが、免許書に親指で捺印することで結婚が有効となる。この時代はサインをするという習慣はなくなったようだ。
SF作家の大変なことは、すべてを考案しなければならないてんだ。そうでなければ未来世界らしくならない。ナメクジのお化けが地球を襲う、というプロットだけならば、簡単だが、それに付随して、未来世界らしい風習を書き加えていかなければならない。この点が大変だと思う。
だいたい６割ほど読んだか、少し早めて読み上げたい。ところで、このサイトには沢山のスパムコメントが来る。下のコメントなどは、私のことを a great author などと褒め称えている。こんなコメントを世界中のサイトに自動的に送っているのだろうが、送信者にとって何の利益があるのか。無駄な時間つぶしではないか。
Thanks for a marvelous posting! I seriously enjoyed reading it, you happen to be a great author.I will remember to bookmark your blog and will eventually come back very soon. I want to encourage that you continue your great posts, have a nice holiday weekend!
