2015-02-21

La Peste を読んでいる。だんだんと死体の数が増えてきて、埋葬するところがなくなっていたという。それで、火葬を始めることになる。火葬の煙が上って高台に住んでいる人のところに流れて、住民が抗議したので、煙の流れを変える装置をつけて対処することにしたそうである。

なにか、この小説はドラマがないのである。人々の緊張感も上手に書けてないし、自分は失敗作だと思うのだが、他の人はどのように評価しているか興味を持ち、アマゾンの批評を見てみる。星5つが19名である。星4つが6名、星3つが3名、星2つが1名、星1つが2名である。加重平均を出すと、4.13である。かなり高い評価のようだ。また、星1つの人のコメントは訳文が悪いということで評価が低い。つまり訳者を責めて、作品そのものには触れていない。

フランスのアマゾンの評価も見てみる。やはり高い評価である。低い評価の人は、カミュにがあまりに客観的な記述をしているという点を指摘している。そう、自分もそう思う。淡々と書いてある、という気がする。そのために自分はあまりこの本にのめり込めないのだ。