異文化の森へ

2番目の話 Sous peine de mort は読み直している。

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Maigret et les petits cochons sans queue だが、短編の2番めの話を読み始めたのだが、途中で分からなくなって最初から読み直している。分からない単語は全部辞書で引いて読むようにしている。すると、なるほどよく分かる。現在の自分の実力では、速読するほどの実力はない。丁寧にゆっくりと進むこと。今の自分のフランス語の実力は、もうじき速読ができるほどに近づいているのだが、それにはもう少し力を蓄えることが必要だ。

2番めの話 Sous peine de mort をゆっくり再読している。主人公が気ままに散歩している。Il avait l’air, déambulant ainsi, d’un paisible bourgeois, d’un heureux retraité qui flâne. (p.62) この déambulant,  flâne は同じような意味で使われている。ともに「散歩する」の意味だ。一般的にもっとも頻繁に使われるのは、se promener, faire une promenade のようだ。これらの語には微妙な違いがあるのだろうが、このあたりはまだわからない。

L’homme de peine (人夫)(p.62) が出てくるが、これはタイトルSous peine de mort と何か関係があるのか、あまりなさそうだ。

船が遠くに見える。On le voyait, petite tache blanche. (p.62) という文がある。これを自分は最初は「小さな白い布切れが見えた」と訳した。tache をドイツ語のTuch と勘違いした。blanche があるので、「白い布」と読んでしまったのだ。辞書を引くと、しみ・汚れの意味だ。tache blanche 「白いしみ」、というのは想像しづらい。「黒いしみ」ならば分かりやすいが。

あと、ドイツ語では、Tasche という語があり、バックやポケットの意味だ。ドイツ語を読むときは、Tasche, Tuch を混乱してしまう。これにスペルが似ているtache もある。混乱しないようにしなければと思う。 

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