異文化の森へ

Dans deux heures

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メグレはこの日の内に、パリに向かって出発する。Dans deux heures, le train l’emmènerait vers Paris. (p.158) この文のdans の意味は、「〜以内」ではなくて「〜経過したら」である。

「〜以内」の意味の時は、avant を用いる。Je reviendrai avant une semaine. 「一週間以内に戻ってきます」のように使われる。

この使い方は英語と同じである。in 「〜経過したら」で within 「〜以内に」のように使われる。I will be back in two hours. / I will be back within two hours. 「2時間後に戻る」「2時間以内に戻る」とそれぞれ訳される。

メグレはMarcel にパリに戻るように告げる。しかし、Marcel は拒絶する。L’homme prit un air malin. (p.158) 悪意のある態度をとるのだ。

メグレは同僚の Marella の家へ案内される。そこには、un grand living-room がある。フランス語では、salle de séjour という言い方があるが、この本が書かれた頃、1970年では、すでに living room という外来語が普通に使われるようになっていたのだ。

ところで、この本は2度もの読書だ。私は2013年1月27日に第1回目を読み終えている。別のブログにそのことを書いてある。4年ほど前に読んだ本だ。内容はかすかに覚えている。姪は犯人ではなくて、メグレが姪に今までの苦労をねぎらっている場面で終わるのだ。 

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