異文化の森へ

Hans mein Igel

2014-10-22

グリム童話集の第108話 Hans mein Igel を読む。ある農夫が子どもがいなくて仲間達からからかわれていたので、Igel (ハリネズミ)を息子にすることから話が始まる。息子にする経緯が書いていない。どこかでIgel を見つけてそれを連れて帰ってきたのか。”ich will ein Kind haben, und sollts ein Igel sein.” Da kriegte seine Frau ein Kind. (no. 6751) と書いてあるだけで、その経緯は分からない。しかし、童話集はそんな細かいことは抜きにして話が進むから面白い。

ある王様が森に迷い込んでくる。ドイツの森は広いのだと思う。weil der Wald so groß war. (no.6769) とある。第107話でもそうであったが、グリムの童話集と森(Wald)は強く結びついているようだ。さて、Igel は、王様が最初に出会ったものを自分(Igel)に与えるという条件で森から出る方法を教える。しかし、この王様は約束を実行しない。

また、別の王様が森に迷い込んでくる。こんなに簡単に王様が次から次と現れるものか。König の訳語はむしろ「殿様」にすべきではないか。この方が軽い感じで、グリム童話集に登場する König たちにはふさわしいと思う。

さて、二番目の王様は約束を守り、Igel は王女と結婚することになる。そしたら、Igel は人間(ein schöner Junger Herr)に変身してめでたしめでたしという話である。

グリム童話集の話は似たような話だが、異なっている点もある。連続して読むと飽きてしまうが、このように一日に一話を読んでいくというスピードは自分にはあっているようだ。

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