異文化の森へ

タイトルの大文字と小文字

2014-06-23

『黄色い部屋の謎』の原書のタイトルは、いつでも Le Mystère de la chambre jaune で、大文字は冒頭だけなので不思議に思っていた。フランス語の本のタイトルの表記法について知りたいと思うようになった。英語では、名詞や動詞は大文字とするので、タイトルの付け方が英仏では違うようだ。それで、ネットで調べると以下のようであり疑問は氷解した。

「英語の本のタイトルとサブタイトルは,途中の冠詞と前置詞・接続詞を除き,単語の最初を大文字にする.ドイツ語の本の場合は,タイトルとサブタイトルの冒頭の文字および途中に出てくる名詞の最初の文字を大文字にする.フランス語の本の場合は,固有名詞を除き,タイトル全体の冒頭の文字のみを大文字にする.かりに,原書のタイトルがすべて大文字で書かれている場合でも,この文献記載法にしたがわなければならない。」

出典:「社会学評論スタイルガイド」日本社会学会より(http://www.kyy.saitama-u.ac.jp/~fukuoka/JSRstyle(4).html)

ところで、この本も7割ほど読み終えた。若き記者Rouletabilleは、ずっと現地に滞在しているが、新聞社には一介の記者にそんなことをさせる余裕があるのか。これが不思議である。当時のフランスにはそんな文化があったのか。また、彼はalluma sa pipe (no. 2655)したりする。未成年者がパイプなど生意気ではないか。これまた文化の違いか。

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