2014-05-23
Hauff の童話は、またストーリーが跳んでしまった。Peter Munk という主人公がお金を失った話のところで、突然、Die Sage vom Hirschgulden の話に戻る。しかし、この話は終了した話ではないか。伯爵夫人の一行が盗賊の宿に泊まりにきて、学生たちから警告を受けるという場面はデジャヴではないか。そして、すぐにSaids Schicksale という話になる。ここでは、息子がメッカに巡礼に行くようだ。
この童話集の構成を理解しようとすると本当に頭を抱えてしまう。どなたか解題してくれないか。枠物語というなら、それはそれでいいが、この童話集では、その技法が有効に機能しているとは思えない。むしろ、混乱をもたらしているだけではないか。最後にはこれらの混乱がすべて回収されて見事なフィナーレになるのか。