異文化の森へ

The Love Letter

2014-05-06

あるネットのSF.ホラー小説コーナーで、「この作品のタイトルが知りたい」というスレがある。その中で、ある人が「男性主人公が骨董品店で机を購入したら、その中に前世紀の女性がのこした手紙を発見した、それに対する返事をある郵便局で投函したら、返信がきた」という内容の小説のタイトルを尋ねていた。早速ある人がタイトルは、Jack Finneyの I Love Galesburg in the Springtimeという短編集のTheLove Letterであると答えていた。

自分も関心をもって、WikipediaとAmazonで調べたらかなり面白うそうであった。この作家は「盗まれた街 The Body Snatchers」という名前だけ知っていた小説の作家である事が分かった。ところで、kindleで購入できるということで、早速この短編集をダウンロードして、The Love Letterという話だけ読んでみた。

ほのぼのとした話で余韻が残り、古いニューヨークを想像できてよかった。コメントをいくつかすると、np.2292に、there’s no table in my phone-booth kitchenetteという表現がある。「電話ボックスぐらいに狭い台所」という意味のようだが面白いと思った。no.2299に、Underneath the pigeonhole was a row of three brass-knobbed little drawers. とある。小さな引き出しlittle drawers を強調するために、SVC構文が倒置となっている。これは There was a row of three brasss-knobbed little drawers underneath the pigeonholes.というthere is 構文と同じ意味になるのだろうが、倒置文の方が little drawers が新情報である事が分かり、この流れでは倒置文が選ばれるのは当然であろう。

no.2305では、I wasn’t going to feel like sleep for a while. とある。私ならば、ここは、feel like sleepingとしたいが、名詞だけを使ったのはなぜか。動名詞 sleeping ならば、動きがでていいのではと思うが、この辺りはどうなのか。

no.2449に、yes, this was she. とある。補語の位置に主格 she がきているが、現代の英語話者は yes, this was her.とすることが多いのでは?などといろいろな事を考えて読んだが、いいお話であった。時間を見つけて、この人の他の小説を読んでみた。

さて、この数日は Hauff の童話の第3集を読んでいるが、Die Sage vom Hirshgulden のお話で苦戦をしている。その理由は一つは Hexeが出てくるだが、この老婆が主人公Kunoの味方なのか敵なのか分からない。邪悪なのか主人公に同情的なのか分からない。童話ならば敵味方をはっきり分けて書いてくれないと読者はストーリの流れについていけない。二番目の理由は、わからない単語がいくつか出てくることだ。Zollern とか Hirschguldenの意味が分からない。辞書にも載っていない。固有名詞かとも思うが、そうでもないようである。分からないところは飛ばしながら読んでいくことが外国語の本を読む秘訣なのであるが、、、、

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