異文化の森へ

The Illustrated Man

2014-04-07

 

The Illustrated Man を読んでいる。四分の一ほど読んだ。October Countryと比較して、乾いた感じがする内容である。おどろおどろしくない。舞台がSFなので、超自然現象を扱い病的な October Country と比べて読みやすく、また明るく健康的な感じがする。

気づいた点をいくつかあげていく。p.33-34だが、They were scattered as jackstones are scattered as jackstones are scattered from a gigantic throw. この jackstoneは何かわからない。ウイズダムとジーニアスの電子版で調べても載っていない。googleで調べると何やら小石みたいで、画像もありイメージを捕まえる事ができた。これは Bradburyのオリジナルの比喩表現か一般的な比喩表現かが気になる。

同じページに、The rocket blew up, that’s all. Rockets do blow up. となる。後ろの文だが、「ロケットとは爆発するものだ」という一般的な事を述べているようだ。この場合、willを使って、Rockets will blow up. とならないのか。doでもwillのような機能があるのか。

p.49 に They blew each other up terribly. p.51にWhy didn’t they blow themselves up on that old world and let us be? とある。blow upは句動詞なので、代名詞が使われるときは、upの前にくるという文である。この文は使えそうである。人に提示するときにこのような例があることを示せそうである。

p.70に “Something is wrong, Hernando?” “Si. The road …..” とある。Hernandoを訳者は、ヘルナンドと訳しているのか、エルナンドとしているのか知りたい。この登場人物が完全にスペイン語話者ならば、h音は発声しないだろう。

p.72に、it had lost a silver eye とある。この silver eyeだが、自動車の部品なのか、ウイズダムにもジーニアスにも載っていない。googleで検索しても分からない。ここも、訳本をみつけて意味を調べたいところだ。

p.75だが、この話自体が分からない。The Highway という話は核戦争が起こり、みんなが車で北に逃げるという話のようだが、この最後の文 What do they mean, “the world?” he said. の意味が分からない。p.74の ,the end of the world を受けるのだが、なぜHernandoはこのような問いかけをしたのか分からない。


追記(2018-01-14) 
数年後に The Illustrated Man を読みかえしている。そこでは、この本の邦題のタイトルに若干のコメントをしている。興味ある人は、こちらのブログも是非とも見てほしい。とにかくBradbury の中でも第1級の本であろう。

私が思うBradbury の傑作は、The October Country,  Something Wicked This Way Comes, The Martian Chronicles であるが、The Illustrated Man はその次にくる傑作であろう。


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