2014-03-31
はじめから、Hauffの童話集を読み始めているが、Die Karawaneの章は読みづらい。あまり面白くない。この章は枠物語の枠にあたるが、あまりぴーんとこない。もう少し読み進むと、この枠の意義が分かってくるのか?
さて、幽霊船の物語(Die Geschichite vom Gespenstershiff)だが、no.456の頁に次のような文がある。Die Nacht war angebrochen, war hell und kalt, …とある。「夜になる」に anbrechen という動詞を使うのか、と違和感からアクセス辞書をひいてみる。すると、この語は文語的でsein支配と記されていて、次の二つの例文があった。
(1) Die Nacht bricht an.
(2) Der Tag bricht an.
「夜になる」のも、「朝になる」のも anbrechen は使えるのだと確認する。
英語ではどうだろうか、とWisdom辞書で確認する。自動詞のところで、「夜明けが始まる」とある。Dawn broke over thie island. そして *Night broke.とはしないとある。daybreak があるように、Day breaks.でも大丈夫だ。まとめると、ドイツ語では夜と朝の両方に使えるが、英語では朝だけのようだ。