異文化の森へ

Der Ritt nach Narnia を読み終える。


C.S. Lewis のナルニア国シリーズのDer Ritt nach Narnia (Ueberreuter)を読み終えた。この話は英語で30年以上も昔に読んだことがある話で、ある程度は内容を覚えていたので、比較的に楽に読むことができた。

自分の偏見だろうが、童話などはドイツ語で読むのが一番迫力がある。面白いと感じている。ドイツ語の持つ原初的な力強さ、素朴さが童話にはよくマッチするのだ。

読んでいて、主人公たちが砂漠とか山を越えてゆく姿に自分自身を重ね合わせて楽しんでいた。

英語やフランス語はいい意味で洗練されすぎている。もっと大人向けのお話、込み入った心理の描写などが出てくる小説に相応しいように思える。

ところで、自分のドイツ語の理解力だが、まだまだなので困る。英語やフランス語は主語が最初なので構造を理解しやすい。ドイツ語はどれが主語か、と探しながら読まなければならない点が困る。

さらに、分離動詞だと、前綴りが文のはるか後ろにくるので驚く。ドイツ人たちは、こんなに前綴りが離れていても、一つの動詞として意識できるのか!まあ、これは慣れの問題なのだろうと思うが。

現段階で、ドイツ語に関する自分の一番の問題は、語彙数の少なさだ。これから、Der Kleine Prinzを再読して、その単語を全てしっかりと記憶するつもりだ。それも語源を中心に記憶して、単語同士の関連から覚えていくようにしたい。

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