異文化の森へ

Snow White and the Huntsman を見る。


DVDを借りてきた。Snow White and the Huntsman というタイトルである。英語版で見たので、本当は英語に関するブログでコメントしたいのだが、しかし、Snow White とあるので、原作のグリム童話に敬意を表してドイツ語のブログで感想を述べてみたい。

あんまり面白くないな。原作の物語をかなり自由にアレンジしている。アレンジの仕方が自分の気に入った方法で行われていない。

王と王妃のあいだにSnow White が生まれる。しかし、実の母は体が弱くて、すぐになくなる。王はふとしたことで、新しい妃ラヴエンナを迎える。しかし、彼女は実は魔女であり、王を殺害して、国を乗っ取ってしまう。Snow White は投獄されてしまう。王妃は永遠の命と美を手に入れたいと考えて、Snow White の心臓を手に入れようとする。しかし、その寸前に鳥たちの手助けで逃げ出して、闇の森の奥へと逃げてゆく。

DVDを見ての感想として、色彩を上手に使っている。白雪姫を演じる女優さんは黒髪である。グリム童話集では王女の髪は黒色とあるので、どうしても黒い髪の女性でなくてはいけない。なお、義理の母であるラベンナは金髪である。

Snow White は黒髪を除いては、一貫して白いイメージを利用している。彼女は白い馬に乗り、白いトナカイと出逢い、雪の中を歩む場面がある。また、彼女はリンゴを食べたあと、仮死状態になり、ベッドに寝かされるが、白いドレスを着ている。さらには、生き返って村人に決起を促す場面も白いドレスを着ている。

黒は魔女ラベンナの色である。黒いドレス、常に黒いカラスを伴っている。ここでは、白と黒の戦いであることがよく分かる。

赤色はあまり重要な役割を与えられていない。赤い血、リンゴなどが赤色だ。この映画ではリンゴもあまり重要な役割をしていない。ほんの簡単に一コマ、二コマほど示されるだけだ。

また、7人のこびとも出てくるが、ひとりは戦いの際に死んでしまう。このあたりは原作とかなり異なる。

Snow White の兵士たちと魔女の兵士たちとの戦いがある。しかし、このような場面はDVDで何回も見ているので、やや退屈だ。類似の映画を自分は沢山見過ぎた。エンターテイメントとしてサービスを観客に与えてくれているのは分かるが、もう少し別の視点から作れなかったのか。

たとえば、Snow White にいい母親の振りをする魔女とSnow White との心理的なつばぜり合いがあったりすると大人の観客には興味を持つのではないか。

あと、森の中の場面は好きである。自分は森、しかも深い森が好きである。そんな森をDVDで堪能できた点はよかった。でもストーリーの戦いの場面など他のDVDと同じようで、ちょっと退屈な点がある。若干減点したい。70点のできだ。

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