異文化の森へ

Monsieur Lecoq

2014-09-23

土曜日・日曜日と東京に出かけた。新幹線の中で Monsieur Lecoq をkindle版で読んでみた。結構面白いので、しばらくこの物語を読んでいくことにする。長大な物語だが最後まで頑張って読み切りたいと思う。ストーリーの出だしはゆっくりとしている。このスピードは私にはちょうどいい。警察の一団がパトロールに出かけるところから始まる。そしてやがてある cabaret で叫びを聞いて駆けつけるのである。(cabaret とあるので「キャバレー」かと思うと、古いフランス語では「居酒屋」との意味もある。文脈からして「居酒屋」の方がここではふさわしい)

この一団(ronde)を率いるのは Gévrol という刑事(inspecteur)であり、46歳で精悍な面立ちである。(この男がこの物語の主人公の Monsieur Lecoq なのか、現時点では分からない)一団が居酒屋に入ると乱闘があったようで店の中はめちゃくちゃになっている。そして、被害者が Jean Lacheneur と名前を呟いて息絶える。これからの展開はどうなるか興味津々である。

なお、この物語は警察庁・国家警察を示すのに la sûreté と小文字が使ってある(例えば p.163では、L’inspecteur de la sûreté s’etait redressé )これは辞書を引くと、大文字で Sûreté (nationale) とするのが普通のようだ。なお、警察庁は1966 年にPolice nationale に改組されたという情報も辞書にあった。

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