異文化の森へ

ストーリーの構造のオリジナリティ

2014-09-11

昨日はストーリーの構造について考えていた。童話はほとんど同じようなパターンが多い。それはそれでいいと信じられている。自然発生的に生まれた民話は独自性は必要ない。人間の喜怒哀楽、人間の希望すること、知りたいこと、悲しむこと、怒ることなど、恐れることなどは、大体同じであり、それらと強く結びついた童話は同じような内容が多い。

SFはオリジナリティーが高いものが多い。未知の世界、最先端の科学技術と結びつく話で、しばしば我々の想像を超える話が出てくる。そして、内容を追っていくのが難しいことが多い。私が近頃読んだ、Tiger! Tiger! や More than Human などがそれにあたる。ファンタジーもSFと似ている。文体も凝った文体、語彙の選択も異なっている、とにかく特異な世界を表現するために、作家は自分のイマジネーション、クリエティビティを総動員している。

ミステリーはこの両者の中間か。ミステリーの醍醐味はその意外性にある。どんでん返し、読者のだれもが予想していなかった犯人を提示すること、これらの条件が課せられているので、ミステリー作家には過酷な条件が課せられていると思う。そのために、クリスティのオリエント急行やアクロイド殺人事件のように、ミステリーとして反則ぎりぎりのストーリーまである。

Murder on the Orient Express を YouTube から拾って下に貼付ける。この映画を大スクリーンで映画館で見たいと思う。1974年の映画である。

http://youtu.be/WxGCYcl0Gbk

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