異文化の森へ

Kreuzkamm und der Dilktathefte

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Das fliegende Klassenzimmer を読んでいるが、とても苦戦している。これは私のドイツ語能力がないということだけではなくて、加えて、いろいろな理由で苦戦している。

ドイツのギムナジウムの様子がわからないので内容を推察できないことが多い。南ドイツの方言がよく使われる。当時の若者の口語体が使われる。Kästner の小説の書き方が順番に追ってなくて、何が問題になっているか次第に語るという組み立てである。

実はまだ、Kreuzkamm und der Diktathefte とは何かが分からない。最初は人の名前かと思っていたが、そうでもないらしい。Professor Kreuzkamm と言ったりするので、先生の名前かなとも思ったりした。

とにかく、Sabastian は敵地に乗り込んでゆく。 Egerland の家に行って何かを直談判する。彼は Egerland に言う場面だ。

Ich bin gewissermaßen ein reitender Bote, sagte Sebastian. (p.51)  そして、次のように言う。

Weir ersuchen euch um die Herausgabe des Gymnasiasten Kreuzkamm und der Diktathefte. (p.51)

この部分の解釈が分からない。「ギムナジウムの生徒(Gymnasiast) のクロイツカムとディークタートヘフテの宿題についてお願いしたい。」という意味なのか。um は4格支配なので、um は der Diktathefte に係るとは考えられない。der Diktathefte は2格であり、die Hausgabe に係ると考えるべきだろう。よって上記のような訳がいいようにも思われる。

訳本を見てみたい気もするが、そこはぐっとこらえよう。講談社文庫と岩波文庫の2つから訳本があるので読みたい人はそれを利用するといいだろう。

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