異文化の森へ

Kreuzkamm

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Kreuzkamm はProfessor の名前だ。ネットで検索すると、山の名前でもあるようだ。ドイツの南東、オーストリアとの国境に近いところにある山だ。

Kreuzkamm von Südosten

そして自分は Kreuzkamm を二つに分解して Kreuz Kamm として、「十字架の形をした櫛」をイメージしていたが(十字の形をした櫛なんて、ちょっと想像できないが)、辞書を引くと、Kamm には他に「とさか」「尾根」という意味がある。この場合は、「十字架の形をした山の尾根」という意味か。あるいは、Kreuz には「腰の下の部分」とあるから、尾根が横になった人間の背中から腰に似ているので、その意味でKreuz を使ったのか。多分、その意味であろう。とにかく、そこから人名に使われるようになったのだ。

Es wird das Gescheiteste sein, wenn Fridolin gleich abschwirrt und bei Kreuzkamms unauffällig feststellt, ob der Rudi inzwischen heimgekommen ist und ob er die Diktathefte mitgebracht. (p.43) 
「Fridolin が直ちにそこを去って、Kreuzkamm 先生にRude が帰郷したのか、口述ノートを持って行ったのかを、抜け目なく確認したのは、とても賢いことだろう。」というような意味か。

人名にも定冠詞を付けると述べたが、bei は三格支配の前置詞だから、bei dem Kreuzkamm となるべきだ。でも、定冠詞はついてなくて、Kreuzkamms と最後に s が付いている。二格の形になっている。うーん、分からない。今後の課題だ。

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